撮影:三瓶康友

──今回の撮影はいかがでしたか?

正源司:私、桜がすごく好きで、いつかグラビアの撮影で桜の前で撮っていただくことが夢のひとつでもあったので、今日はそれが叶ってうれしかったです。

──桜は春限定ですから、このタイミングに撮れてよかったですね。正源司さんは写真を撮られることは好きですか?

正源司:こういう撮影は大好きで、呼んでいただいたときは飛び上がるくらいうれしいんですけど、まだ経験が少なくて。早く慣れて、たくさんいい写真を撮ってもらえるように頑張りたいなと思っているところです。

──四期生としての活動が始まってから半年以上が経ちますが、この期間で新たな発見はありましたか?

正源司:美容に気をつけるようになりましたし、こういうインタビューで考えをちゃんと伝えられるように語彙力を増やそうと思って勉強したりと、またさらに努力することが増えた気がします。あと、四期生の中では賑やかなほうなんですが、人から「消え入りそうだよね」と言われたことは発見というか驚きでした。

──ちなみに、友達や家族からはどんな子だと言われますか?

正源司:友達からは、よくお調子者って言われます(笑)。でも、親からはすごく繊細で傷つきやすい子と言われることもあります。

──その「消え入りそうだよね」というのは、もしかしたら繊細な部分を見てそう思ったのかもしれませんね。では、この活動の中で特に夢中になれる活動は?

正源司:やっぱりライブです。ライブ中の煽りをするのがすごく楽しくて。先日も『4回目のひな誕祭』があったんですが、あの場でも楽しさが爆発して、おひさまの皆さんに「ステージに上がってきてよ!」と言ってしまいそうな勢いでした(笑)。

──新曲「シーラカンス」についてもお話を聞かせてください。この曲を最初に受け取ったとき、どう思いましたか?

正源司:曲調はすごく可愛いなと思ったんですけど、タイトルにびっくりしました。でも、歌詞を読むとすごくしっくりくるんです。私、おしゃれだったりカッコよかったり、切なさが入った爽やかかわいい曲調が個人的に好きなんですけど、「シーラカンス」は切なさが入った爽やかかわいい曲調ドンピシャで。家でもずっと流しているくらいお気に入りなんです。

──MV撮影で印象に残ったことはありますか?

正源司:撮影に入る前、監督さんから今回のMVのコンセプトを説明していただいたんですけど、私の設定には過去の自分と重なる部分がたくさんあって。それは、楽しいことは好きなんだけど、どこか馴染めないところがあったり、ちょっと完璧主義なところもあって、うまくいかなくて落ち込んでしまったり……そんなときに日向坂46というグループを見つけて、そこに向かって走っていく。「あれ、監督さん私のこと知ってたっけ?」と驚くくらいに自分とリンクして、びっくりしました(笑)。

──正源司さんはこの曲でセンターを担当しています。

正源司:もちろんうれしかったんですが、いざ経験してみると……「ブルーベリー&ラズベリー」でセンターを担当した清水理央への尊敬の思いが強くなりました。理央は加入してすぐにセンターになって、いろんなところで四期生の中心として話したりまとめてくれて、プレッシャーもあっただろうけど、そんな表情を一切見せず頑張ってくれたんだなと、このポジションになってみて気づきました。私はMV撮影中もプレッシャーを感じていたんですが、ソロのシーンの撮影が終わったあとにメンバーのみんなが「おかえりー」と温かく迎えてくれて。それがすごくうれしくて、みんなのためにも頑張ろうという気持ちになりました。

──なるほど。最後に、今後挑戦してみたいことは何かありますか?

正源司:うまくできるかどうかわかりませんが、夢は語っておけということで……演技もやってみたくて。ちっちゃいときから憧れていたので、もし機会があったら……刑事役をやってみたくて。柵を乗り越えて、サッと拳銃を構えるアクションに憧れるんです(笑)。

──では、プライベートでこれから始めてみたいことはありますか?

正源司:写真を撮ることに興味があって、最近カメラを購入したんです。私は夏がすごく好きで、夏の風物詩は全部好きなので、今年はそういう夏の一瞬一瞬をカメラに収めて、アルバムを作ってみたいなと思っているところです。

インタビュー/西廣智一