撮影:三瓶康友

──グラビア撮影には慣れましたか?

宮地:私は撮影が大好きなんだなと、今すごく感じていて。もともと私は他人と自分と比べて落ち込むことが多い性格なんですが、ひとりだけの撮影だと自信を持って自分を出せるんじゃないかと思っているんです。なので、今回撮っていただいた写真を通して、見てくださった皆さんの心に何かが残ったらいいなと思っています。

──やっぱり人に見てもらえることはうれしい?

宮地:見てもらって「よかったよ」と言ってもらえることもうれしいですし、ミーグリで「すみれちゃんを見て元気が出たよ」と声をかけてもらったりすると「誰かのためになれているんだったら、もっとそうなれるように頑張りたい」と前向きな気持ちになれるんです。

──4月1日、2日には『4回目のひな誕祭』を終えたばかりです。

宮地:うれしいことにお天気も2日間とも良くて、空が見えるから開放感がありましたし、「青春の馬」のときにはお月様も出ていて幻想的な空気でしたし。それが個人的にお気に入りで、私はお外でライブをするのが好きなんだなと気づきました。

──YouTubeの個人ドキュメンタリー映像でも「JOYFUL LOVE」に対する思いを語っていましたが、横浜スタジアムで経験した「JOYFUL LOVE」は特別なものだったんじゃないでしょうか。

宮地:私は昨年の『3回目のひな誕祭』がきっかけでこのグループに入ったので、『4回目のひな誕祭』に出られるってこと自体がすごく感慨深くて。私が東京ドームで見た虹の中を歩いてセンターステージに行って、感謝を伝えているというそのシチュエーションにすごく胸を打たれました。1年後にこういう人生を送れていることがすごくうれしかったですし、日向坂46が好きな気持ちは絶対に揺らがないなと思いましたし、そんな日向坂46の魅力をもっと多くの方に伝えていける人になりたい、これからもこの虹を歩き続けていきたいという目標もできましたし、いろいろ成長できた気がして幸せな2日間でした。

──四期生はこの半年でいろんな経験を積んできましたが、一番強く心に残っている記憶は?

宮地:いっぱいありすぎて、ひとつ選ぶのは難しいんですけど、やっぱり『おもてなし会』かもしれません。四期生の魅力について、みんながいろんな方面で探し始めたのを見て、私もそれに刺激を受けていろいろ模索しましたし、結果メンバーに対する思いも深まりましたし。研修生時代の合宿で練習した「青春の馬」をもう一度踊らせていただいたことや、「JOYFUL LOVE」で初めてセンターに立たせていただけたことも忘れられません。センターに選んでいただいたからには、いろんな方の期待に応えたいと思いましたし、自分が何か力になれることはないかなと探しながらもがき前に進んでいった時期だったので、今の私の自信につながる経験でした。

──新曲「シーラカンス」のお話も聞かせてください。

宮地:すごく春らしくて私も大好きですし、おひさまの皆さんにも好きになってもらえるんじゃないかなと思っていて。最初に聴いたときは、イントロのところでパーンと花が咲いていく感じがして、すごく可愛い曲だなと思いました。「シーラカンス」というタイトルはインパクトが強いですが、生きた化石ということで、皆さんの心の底にあるような、忘れてしまったときめきを思い出せるような、そういう歌詞になっているんじゃないかなと信じています。

──MVについてはいかがでしょう。

宮地:学生生活で打ち込むものがなかったり「私らしさってなんだろう?」と悩んで殻を破れなかった時期が自分にもあったので、ウルっときました。あと、衣装をふたつ用意していただいたんですけど、「ブルーベリー&ラズベリー」のときは真っ白だったのが、今回は白から青とちょっとずつ色が付いていく感じがうれしかったですし、振り付けもすごく可愛らしいので、踊っていてテンションが爆発するんです。これからライブで披露していく中で、私たちの楽しさが伝わったらいいなと思います。

──最後に、これから新たに挑戦したいことは?

宮地:幼い頃からお洋服が好きなので、ファッション誌にいつか出られたらいいなと思っています。そういう活動ができるようにもっと自分に自信をつけて、皆さんから「すみれちゃん、いいね」と思ってもらえるように頑張っていきたいですし、そういう目標をモチベーションにどんなことも謙虚に頑張っていけたらなと思います。

インタビュー/西廣智一