──グラビア撮影は慣れてきましたか？

清水：撮影は何回か経験させていただいて、緊張はあまりしなくなってきたんですけど、ポーズとか表情がまだ固くなってしまうこともあるので、毎回難しいなと感じています。

──もともと写真を撮られることは好きでしたか？

清水：自分に自信がなかったので、写真を撮られるときはついつい変なポーズやふざけちゃうことが多くて。なので、こんな風に撮ってもらうことに慣れていないんです（笑）。でも、最近は撮影のたびに「こういう表情もできるんだ、こういうポーズもできるんだ」っていう発見もできて、すごく楽しいです。

──四期生メンバーと一緒に活動していく、自分の新たな一面や意外な側面を見つけることはできましたか？

清水：研修生の時期からなんですけど、「理央は真面目だね」って言われました。「なんでなんだろう？」と思っていたんですけど、やっぱりこの活動は心から頑張りたいと思ったことだったので、自分でも気づかないうちに真面目に取り組めているのかもしれません。

──学生時代にいろいろなことに取り組むとき、周りからそう言われることはなかった？

清水：はい。勉強していてもみんなでワイワイするような人間なので、言われたことがなかったです。

──では、清水さんは四期生の中での自分の役割やポジションについてはどう思いますか？

清水：それが最近、よくわからなくなってきていて。研修生時代は私がみんなをまとめたり引っ張っていかなきゃと思っていたんですけど、この半年間でみんなが成長して、私が引っ張らなくても一列になって歩けるようになってきたんです。みんながみんなのことを気遣って、全員で頑張れるようになってきたので、これからはみんながつらいときや気分が落ちているときに私が「まだまだ頑張れるよ、頑張ろう」と言ってあげられるような存在になりたいです。

──先日の『4回目のひな誕祭』で、四期生は「ブルーベリー＆ラズベリー」のほかに「青春の馬」も披露。清水さんは両方でセンターを務めました。

清水：「青春の馬」は『おもてなし会』でも披露させていただいたんですけど、「『ひな誕祭』でも四期生だけでやる」と言われたときは、ずっとファンとして日向坂46を観てきたからこそ「先輩方ではなく、私たちが披露してもいいのかな？」と思ってしまって。でも、任せていただいたからには『おもてなし会』のときよりも、もっといいものを披露できるように、そしておひさまの皆さんに「四期生の『青春の馬』もいいね」と言っていただけるように、四期生みんなで意見を出し合いながら頑張りました。

──四期生として2曲目の楽曲「シーラカンス」についてもお話を聞かせてください。すごく日向坂46らしいテイストの楽曲ですよね。

清水：曲調が可愛くてキャッチーですし、タイトルも覚えやすくて（笑）、すごく好きな楽曲です。一見「シーラカンス」っていうワードに目が行きがちなんですけど、実は歌詞を読んでいけばいくほど、深いと思っていて。このタイトルからは恋愛ソングだと想像できませんよね（笑）。そういうところにも惹かれます。あと、センターが（正源司）陽子で、彼女にすごく似合う曲だなと思いました。

──振り付けでお気に入りのポイントはありますか？

清水：ラストサビでみんなが顔を近づけ合って集まるところがあるんですけど、私はそこが好きで。みんなで一回ギュッとなってから広がるんですけど、そこが踊っていてすごく楽しいんです。MVでもぜひそこに注目してもらいたいです。

──最後に、清水さんは日向坂46の活動において、ここから新たに挑戦してみたいことはありますか？

清水：私は小さい頃から人前で何かを披露することがすごく好きで、「いつか演技のお仕事もしてみたいなぁ」と思っていたことがあって。それこそ読書をするときも、「この登場人物のこのセリフはどんな感情で、どんな声で、どんなトーンで言っているんだろう？」とよく考えるんです。この活動を続けていく中で、いつか演技にも挑戦できたらなと思っていますし、そのためにもいろんな経験を通じて研究していきたいなと思っています。

インタビュー／西廣智一